純白とは。

2003/03/27

純白。清純そうな女の子の下着やらいろんな物を想像してしまう。

純白というものが近年少なくなりつつある今、純白はエロスではなく拝むもの。希少価値が高い故に純白が似合いそうな女の子は最高の貴品とされる。本当の美とはここにあるといえるわけです。

俺もいちおう一流ホテルでルームサービスで豪華ディナーとか運んでいる男。そうなりますと、男でありながら最高の貴品を求めなくてはならないのです。男の最高峰を目指すうえでやはり純白は切っても切れない最後の希望。最後の望み。

っというわけで挑戦しました。笑え。笑うがいいさ。こんな鰹臭いHPのただの管理人が純白とかぬかしているのだ。とことん笑ってくれるがいい。


白肌シャツ。


素晴らしい汗吸性とフィット感。清潔感もさることながら、一番に純白の象徴といえる白。白のなかの白。ヘタしたらチクビが透けてみえるんじゃねえの?ってくらいの白なのであります。

一流になれるなら喜んでやってやるよ。俺は一流ホテルのルームさん。一流料理を取り扱うある意味では夢の宅配人であって、夢の宅配人は白を身につけておかなければならぬのですよ。


っていうか嫌だし。

本当は怒られたんです。ホテルの教育係のSM女王系の姉ちゃんが「色物シャツを着てはいけません。あなたはお客様をおもてなしする気があるのですか??」って目血走らせて怒りはブッシュ大統領の如くブリブリ俺を怒ってきたんです。

やっぱそれだけ怒られたんで色物シャツなんか着れません。っていうか色物シャツを着てるつもりは無い、きっとあの教育係は俺が着ている黒い肌シャツを指摘したかったに違いない。それ以外考えられない。

だから白に変えることにしたんですよ。もうね、白い肌シャツとか2年。いや3年ぶりかもしれない。とりあえずお洒落も気にし始める中学の最後くらいだったかな。白いシャツとかダサくて着れなくなった。着たくなくなったんです。

人にもよると思うんですけどね、白いシャツってほらアレじゃないですか・・・オジさんが着てるわけで。オジさんが着てるからダサいって言いたいわけじゃないんですよ。ただ俺の中で白い肌シャツを着るということは10代の服装ではないのではないだろうかと己の価値観と先入観だけで否定してしまった。白はきれねぇし。

こんなモテがなさそうな俺がもし婦女とちょっとエロスな気分になって、ホテルに行ったとしよう。いやこれも本当にもしもだぞ、もしも俺が婦女とセクシャルなことがしたくなったとする。

一種のワンナイトラブ。一夜限りの燃え上がる愛。エロスと性欲におぼれる一夜。ジェラシー。はびこる肉体欲を呼び覚まし、Hタイムスタート。

おおっとヒロさん素早いテクニック。みるみる女性の服を脱がす脱がす。でもって今度は俺が脱ぐ!だがしかし!!!


俺白肌シャツじゃねぇか!!

その白シャツを見て女も一瞬時間がとまる。え、なにこれ。もしかしてアタシ、白い肌シャツなんか着てる晩年オジさんと今からムフフなことしようとしていたの?ありえない。マジでありえないわ。

100年の恋はおろか1000年の恋すらも冷めてしまった彼女。俺の恋はワンナイトラブはおろかワンアワーラブ。突然のエロいイベントにも対応できない惨めなヒロさんになるのです。なんと恐ろしいことやら・・・・

絶対自分が白い肌シャツなんか着てると思われたくない。第一印象は身だしなみと呼ばれる世間だが、肌シャツとわかれば例え打ち解けあった人たちであっても一瞬時間を止めてしまうに違いない。第一印象どころじゃない。

しかし逆に考えると時間をとめることができるのだ。最近微Sであると同時に微Mである事実が発覚し始めた俺。だんだんそのM欲におぼれてくるんです「白肌シャツで時間を一瞬止めてみてぇ・・・どんな反応するか見てみたい。」

なんだろうか。この胸のドキドキ感は。あれほど嫌がっていた白シャツがだんだん着たくて着たくてたまらなくなってきた。なんて俺は変人極まりないのだろうか。

肌シャツを装備。


◆バイト先その1。ミステァードーナツにて

さてさてミスド代表は、いつもシフトで俺を縛めるみんなの大人気「京子さん」!たとえ30近いとはいえ、その美貌というか美しさというか。心はまだまだ20代前半やってるまだまだ現役な彼女。あなたならきっと俺の期待にそえるリアクションを決めてくれるに違いない。

バイトが終了。シャツの前ボタンを全部外して中から白シャツを着ている事実を徐にアピールする俺。シャツからこぼれるチラリズム。セクスィー以外の何者でもない。むしろ変態か。

どうだ思い知ったか。髪も黒くなり刈り上げられた挙句白シャツまで着て完全にダサの最高潮に達しているのだ。ここまで今の俺はダサの絶頂にいるのだ。すごいだろ。すごすぎるだろ。グハハハハハ・・・・


無視。

ちょっと待て気がついていないではないか!もしかして普段から俺は白愛好家な感じがにじみ出ていて全く違和感が無いと言いたいのか?そういうことなのか!言ってくれ!言ってくれよねえさん!

反応するならまだしも無反応とは。反応無しほど屈辱的なことはないぞ。悪魔に命売ってまで素晴らしいリアクションを求めているというのに、無反応。ほんとありえない。俺ってただのバカじゃないか。


◆バイト先その2。カラオケショップにて

カラオケの制服ってのはカッターシャツだから割と普段から中のシャツははみ出て見える。

普段からチラリズムで肌シャツが見えるのだ。あ、今日この人黒いブラジャーしてる!っとか一発でわかってしまうのだ。なんとステキな職場だろうか。

いつものように何食わぬ顔でバイトに入る。白いシャツを徐にみせつけながら「いらっしゃいませ何名様ですか?」っとかほんと何もないのを装ってみるんですよ。あとは反応を待つのみ。

すると開始10分。いきなり獲物が食いついた。俺の白シャツに気がついた様子。

「ヒロちょっとそれはいくらなんでもヤバいだろ。」
「え、なにが?(何も無いふり)」
「犯罪だろ。キモいって!そんなところで笑いとらんとって」
「いやいや!笑いとらねぇし。っていうかとれねぇし」
「ちょっと見てやこれ!マジ犯罪やで。」
「うあーwヒロキモイ!」

ほほう。なかなかの好リアクション。どこまでもダサを追求するがあまりにとうとうその域はキモいまで達した。ダサいといわれるほど屈辱はない。しかしキモイと言われてみろ、屈辱を超越してむしろ絶望だ。

そうか、ついに俺はとうとうやってしまったのだ。ダサのプロフェッショナル。ダサの王道。全てのアルバイトの身だしなみ条件を満たしたら、刈り上げで髪の毛も黒で挙句の果てには白い肌シャツまで身につけないといけないのだ。

フリーターなんて言葉は誰が公案したのだろうか。全然フリーじゃねぇし。むしろ普通のサラリーマンよりも拘束されてるんじゃねえの?


◆バイト先その3.一流ホテルにて

さてさて俺のアピアランスを最も狂わせてくれた一流ホテル。服装は適当なことできないので、シャツの上から見えるラインだけで白シャツを判断。

どんな反応見せてくれるかな。

開始一時間。

「お!ヒロ君今日は色シャツじゃないやん。」
「あ、はい。そうなんです。。。。」
「似合ってるぞ。シャキっとしてて男らしい。」
「そ、そうですか?」
「うむ、よく似合ってる。俺は好きだぞ。」
「ありがとうございます!!」

・・・・。

無視されるのも屈辱だが、似合ってるといわれるのももっと屈辱だとわかった。何をやってるのだろうか俺は一体。

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