苦念の二日

2003/03/02

とりあえず俺の言い訳を聞いてくれよ!

一日目、俺の愛車「マグナム四号(自転車)」にまたがって鼻歌なんか歌いながらルンルンでバイトに向かってたんです。誰も聞いてないだろうと周りを確認して音量MAXで鼻歌歌ってバイト先に向かってた。天気のいい朝は素晴らしいと

でもっていつものように交差点の横断歩道を渡って坂道駆け上ってしてたら、ある気配に気がついたんです。

鼻歌が人にバレないように周りに神経尖らせて走ってたのもあるとおもうんですがね、俺の危険レーダーがピピピンと反応したんですわ。もしかしたら鬼太郎の才能があるんじゃないかってくらいに髪の毛とかモロにたってピピピって己の危機を察知。

スリルとショックとサスペンスな気持ち、BGMで言えば世にも奇妙な物語のようなピアノソナタな気持ちで右をささっと振り向いたんです。バレないように一瞬で。

顔を見られてはいっかんの終わり。目が合えば瞬殺と言ったとこだろう。絶対にバレさせねぇ

22歳男性、職業会社員、自転車歴5年、俺の妄想レーダーが素早くサーチ。この男なかなかヤリ手だ。負けられねぇ。この男に自転車レースでは負けられねぇ。

男の意地と執念と誇りの戦いが始まった。彼は俺を追いかけるように、俺は彼を追いかけるように、俺たち2人はまったく同じルートをきめられたかのようにレースした。熱いバトルだぜ。

ポケモンで言うとウツボットみたいな顔の野郎、ママチャリの挙句一段風味のオートマ仕様の癖してこいつまた早い。どこまで脚力あるんだといわんばかりに早い、立ちこぎしてねぇのに早いし。

こうなればね、俺も立ちこぎなんていう非極意な手段には及んではならないと思ったんですよ。立ちこぎは反則、そう心に誓って座りながらにして1ヶ月ちょい鍛え上げた己の脚力をフルに使って22歳野郎と戦った。

朝飯に食った汁かけご飯が胃の中でトプントプン言ってやはり右心臓に不信な痛みを感じたりしたんですが、俺はもはや執念だけで走っていた。マグナム4号にかけた誇りとプライド。

レース最後、彼はいきなり物凄いカーブそしてスピンを決めた。ママチャリでありながらあそこまで完成されたスピンをこなせるとはなかなかの野郎だ、一体何のためにここまでママチャリを鍛え上げたのだ!

ここまでスピードをはりあげてそしてあのスピン。彼の信念はかなり固く強い。どこにむかってるんだ!一体どこにぃぃぃ!!!


←「レモンクラブ」まで20メートル先(最新エロゲーそろってます)


男だ。

彼を男と呼ばないで他のなんと呼ぼう。エロを追求し、エロを己の心とするあまりに完璧といわれんばかりに鍛え上げられた脚力。そこまで己のエロを求めたのか。

本能に忠実な男は美しい。俺の愛車のプライドすらも傷つけんあまりに鍛えられた華麗なる自転車テクニック。美だ、究極の美を俺は見た。

朝からこんな夢のようなものがみられるなんて、俺は幸せの真っ只中。今日はきっといい日になるに違いない。

心温かくしながらバイトに向かう、そしてバイトが終わり再び俺は愛車にまたがり家に帰ることにした。

もちろん鼻歌MAX音量で誰にもバレないように走ってたんです。あんな幸せな事件が起きたのですからそんなもん一日テンションあがりまくり。

彼の華麗なるママチャリテクニックを俺も身につけたい、そう心にしまいながら立ちこぎをせずにマックススピード己のパワーをフルに使いきり走る。

そしてちょっとした段差を超えた時だった。

ガシャン。プシューーーーーーーーーー

ペダルが段々重たくなってゆく。そしてガタンガタンとありえない音を立てながら走る俺の愛車。愛車が悲鳴を上げている。

パンクした。これ以上悪化させるわけにはいかない。押して帰ろう。

ゆっくり押して帰ること1時間強。このとき俺は明日のバイトまであと8時間というとんでもないカウントダウンが迫られていた。かえって残り8時間とかありえない。何をしろと。

バイトの始まる2時間前には起きるようにしようと心に決めている俺なんで、HPの更新を泣く泣く断念。そして俺は睡眠に至った。


2日目

朝俺は物凄い頭痛に襲われた。オマケに喉が最強マックスに痛い。激痛。

どうやらカゼをひいたらしい。自転車が無いので、今日は歩いて行かなくてはならない。頭痛と戦うこと1時間でバイトに向かうなんてありえない、一体どうなってるんだ俺の人生は。

バイトにむかって歩きはじめること30分、突然土砂降りの雨。俺にもっとカゼをひいてくださいと言わんばかりに降り注ぐ怒涛の雨。

サッカー選手じゃないんだし無駄にぬれるのはゴメンだ。はっきり言ってごめんだ。

傘をさしながら愉快に歩くアベックたち。

雨に打たれても鼻歌をやめない俺。無理矢理テンションを高めることによって、これ以上の不幸が降り注がないことを願う。

泣き面に蜂なんていうことわざもある、不幸あればまた不幸が来るわけであって、雨が降ったのは不幸ではなく恵みの雨だと思い幸福にひたることによってこれ以上の不幸の再発を無理矢理くいとめる。これは不幸じゃない。不幸じゃないんだ。ハハハって言いながらヒロさんは雨の中歩いたよ。

そして挙句の果てに13時間労働。家に帰ればバイトまで残り8時間

カゼの悪化に伴い当然HP更新作業できず。

あーあ、またヒロさんの言い訳が始まったよ。もういいって。死ねってっとか思ったかもしれない。言い訳とかウザいんだよ。ダマって更新しろよバカって愛のないことをきっと読者も鬼になってヒロさんに鞭打ってくれてるにちがいない。

一日なら「ああ、また家出なんだな」っと家出を優しく見守るハム太郎の飼い主のろこちゃんのような心の広さで許してくれた、しかし2日にもなるとね、アレだな。犯罪だろオメェ。

ヒロさんの余りにも変態が酷すぎたが為についに警察が俺をかっさらってしまったのだろうか、いやいやヒロさんがあまりにもロリータすぎたが為に逆にロリっ子をかっさらってどこかに監禁して更新する余裕なんてどこにも残ってなかったのだろうかっとか思ったかもしれない。思ってる絶対に。

どこかで「あたしの愛するヒロさんが他の女の人と浮気してるのかもしれない、ヒドイわ!」ってやきもちやいてくれてるんだろうなって期待するが、今回は諦めるよ。無駄な妄想だって。無駄なカロリーだって。

しかしまぁ、「ウルルン滞在記」も「情熱大陸」も観ないでこうやって日記書いてるんです。そろそろ許してくれてるよね。きっと許してくれてるはずだ読者さんも。

明日からはマジでギリな更新を再び復帰します。今日はマジで限界を感じてたりします。正直寝たいね。はっきり言って1時間で日記を書くことを目標に物凄いスピードでブラインドタッチだがベラインドタッチだかヒップタッチだかよくわからねぇがやってるんです。

俺の体力が終了すると共に日記を終了させていただきます。もう誰も俺を責めさせねぇ。こんなボロでヤバイ俺にいつものようにもっと長い日記を書けなんていう愚かなる読者がいるのなら、俺は間違いなく死を選ぶね。でもって一生読者を恨み祟ってやる。

でわでわこれにてお粗末。

home