肉、便器?

2003/02/13

やっぱり俺としてもね、日記が面白いとか面白くないとか以前に、どこからうちのHPにやってきてくれるか調べてしまうんです。

そんなもんまず見てもらわないことにはうちの存在に気がつかないわけじゃないですか。それに俺自身も少しでも多くの人に日記を読んで欲しいんですよ。ただそれを想って日記書いてるわけですから。

そういうわけで、毎日このHPのアクセス解折なんかパラパラと開いて見るんですよ。いったい何処からこんな変人の日記をわざわざ見にやってくるのだろうかと。

毎度のことながら「高校生ランキング」のアドレスがいっぱい並んでる。やっぱりみんな高校生ランキングからうちのHPを見にやってくる。おそらく卒業したらこのHPは孤島となってしまい、みんなに気がつかれないまま死んでいく孤独な老人のような最後を迎えるのだろうと。

そう思いながらアクセスを覗いてると、ふと一つだけ気になるアドレスを発見した。

検索エンジン「google」からです。あの有名な検索エンジンから検索されるなんて素晴らしい。こんな特徴のかけらもないHPの何を検索してきたんだろうか。やっぱりあれか、いつものように過去日記の「ロリっ子」とか、「妹の下着」とか、俺が純粋な気持ちで書いたあの日記をオナニーのおかず求めて検索してきたのだろうか。

もうね、これから先うちのHPは文部省とかPTAとかに推奨されたりなんかしてね、どこかの首相に「痛みに耐えてよくがんばった。感動した」とか言われるような健全かつ感動のHPになるわけです。そんなHPが相変わらずエロ検索で引っかかるなんてありえない。何考えてるんだか俺には理解できない。

その問題の検索内容を調べてみました。


肉 便器


あちゃー。またなんか俺の期待に答えてくれるような素晴らしい変態様がHPに召喚されましたよ。

類は友を呼ぶと言うが、こうまで俺と同じ種族が集まってくると何にも悪いことしてないのに何か罪悪感を感じるね。俺みたいな変態がいっきに集まってしまっていいのだろうかと。サミットしてしまっていいのだろうかと。

しかもこの検索ね。「肉便器」じゃないんですよ。「肉 便器」なんです。肉と便器の間に微妙にスペース入れてるんですよ。俺はそこからその検索者の熱い意思を感じた。肉便器にかける熱い情熱を。

おそらく「肉便器」と検索したが出てくる検索内容はどれもネット上のゴミばかり。自分のオナニーのおかずに答えてくれるようなステキなHPなどどこにも見当たらなかった。悔しい。肉便器を愛する彼には、自分の期待に答えてくれるようなシチュエーションオブ肉便器が検索されなくて本当に辛くて辛くて胸を刺す想いだった。

そんな彼がとった最後の行為は、「肉」と「便器」の間にスペースを入れることによって、新鮮かつ斬新な検索内容に期待してみた。今夜のおかずが無い彼にとって、このスペースは最後の手段であり、最後の希望でもあった。

オナニーをしたい。男の真の本能であり、誰にも止められない不変のその意欲を発揮すべく、すばらしい画像およびステキなエロティック小説を求めた。彼を誰も責められやしない。


そもそも肉便器ってなんだろう。

そんなもん日本の性教育なんて本当に曖昧な物で、辞書にだって有名なエロばかりを載せる一方でこういったマイナーなエロを発表しない。誰もが知っておかなくてはならない根本的なところを全く記載しようとしない。

世界のエロ水準はSまであるのに、世界の辞書はBまでしかのせない。これによってまだまだ尻の青いエロ覚えたての少年少女は間違った意味のエロを覚えることがあった。セックスとホモの意味しか載せない辞書のせいで無垢な彼らの性知識はまったくもってあいまいなものとなってしまった。

例えばヒロさんなんかもそういったことで酷い仕打ちをうけたことがあった。

中学校の2年だっただろうか。「電動コケシ」の意味を知らなかったまだまだナイーブな心のヒロさんは、その意味を知らないがゆえに学校で酷い差別にあっていた。「そんなことも知らないのかヒロよ、オマエは男じゃないな」と、男としての価値まで否定される始末。

焦ったヒロさんはその意味の解明のために日夜あらゆる書物を調べた。しかしどこにもみあたらない。そんなの当然、だって調べたのは全部3000円くらいで本屋さんに売っている普通の辞書だからだ。

どんなものにでも知識を深めたい興味深々な時代、俺は最終手段にでた。誰も知ってることだったら、きっとあの人でも知ってると。

満員のJR。ざわめく車内。俺は妹にこういった。

「おい。電動コケシって知ってるか?」

いっきに黙る車内のざわめき。急に顔色の変わる母の顔。その異様な光景で一発でわかった。それが一体なんなのか。その翌日、女に悦びを与える文明の利器だという事実を知った。まだまだ青かった中学時代の話だ。


あれからエロに対して知識を深め、自称で変態という称号まで与えてしまうくらいに成長した俺。そんな俺に「肉便器」が一体何なのかを知らないわけが無い。むしろ男なら知ってて当然であるべきだと思う。

一度肖像権侵害でつかまりそうになったのもあって細々とHP運営をしている俺なので、当然あまりにも過激で何も知らないピュアな少年が見たら夜も寝られないようなデンジャラスなことをやすやすと書くわけにはいかない。

さっきも言ったが、いずれは文部省から推奨されてヤフーで晩年クールマークがつくようなHPになるんです。そんなHPがこんなことを語っちゃいけない。

しかしそんなことを言ったらね、何も知らないが故に恥ずかしい思いをする哀れな少年をまた誕生させるかもしれない。もう俺の二の舞など踏んで欲しくない。

性教育を曖昧にする日本の法律故に誕生してしまう悲劇。ここは明日の日本を支えるヒロさんが、しっかり説明しましょう。バカでもわかるように優しく、そして心に訴えるように切なくやるせなく。


肉便器とは。

あまりにもセックスに飢えてしまったが故に超絶倫にまで達した己の性欲を抑える為、チンコ適当につっこんで愛の無いセックスでほどほどに悦びを覚え終わったらバイバイしてしまう使って捨てられる女性のこと。

便器ってことだから、当然女もかなりのMなわけです。「あたしをおもちゃにしてください。」とか言わせたりして男の本能くすぐり、男もまさにそれをおもちゃのようにするんです。悦びのためのおもちゃ。

時には女が望んでこういうことすることもあるんですが、中には無理矢理どこかに閉じ込められたりする可愛そうなシチュエーションもあります。もうエロゲーでは定番なわけですよ。

まぁこんな説明しても・・・ウゼーよヒロ。そんなわかりきったこと言わなくても俺は男だぜ。ちょっと黙ってろとか言われそうなので、今日は具体的にしてみましょうね。妄想ひろがるばら色の世界を。

まずヒロさんは大変ロリータなわけなので、設定としては高校一年生。いや、高校一年生だと結構処女率落ちて悲しいので、だいたい中学校三年生受験終わったぜみたいな女の子にします。

そんなもんみんなのアイドル的な存在よりも、むしろ大人しくて清爽な感じの子が童貞連邦では流行りなので、当然髪の毛真っ黒で勉強できて、運動部というよりブラスバンド、156センチくらいで胸はBかC。うむ、ここははっきりしないと読者さんが想像しにくいだろからBにしときましょうね。

ショートカットで笑顔がかわいい。陰にファンなんかもいるんですよそういう女の子は。見てるだけで癒される癒し系おなごで癒し系中学生。

そんな彼女を独り占めしたいと切望する野党が出現。

習い事で夜遅くなって、いそいで帰ろうとする彼女を無理矢理拉致。泣き叫ぶ彼女。薄気味笑う野党。誰も助けになど来ない。

所は変わって、光も差し込まないような薄暗い地下室のような部屋。助けを読んだって誰も来ない。着ている服もボロボロになって手には手錠なんかついてて、少女はもはや絶望し正気などなかった。

「ククククク・・・」いかにも怪しい、顔色なんか悪くって目が完全にイッてしまってる鬼畜悪魔野郎が登場。

縛られた彼女を無理矢理襲い、何度も何度も気絶。地面には大量の血。まさにそこは地獄。

あれから何日たっただろうか。彼女は今も監禁されて、超ゲス変態野郎ヒロさんに性処理だけのために襲われている。誰も助けに来ない。絶対にこない・・でも、いつか誰か絶対に助けに来てくれる。おかあさんが助けてくれる、そう思わないとこんな絶望を直視できない。

っとまぁこういった感じなのが肉便器なんですよ。エロゲーとかでは定番なんですよ。ちなみに俺はエロゲーをしたことはないんですが、友達がやってる横から覗いて「うわー。男とかめっちゃ体の色変やん!チアノーゼやん」とかツッコミ入れてたりするんですよ。ツッコミ入れるゲームじゃねぇっつうの。オナニーするための純なるエロ製品だっつうの。

しかし、こんなありきたりなことを妄想する俺自身にも飽き飽きですね。もう自称変態とか言いながら今日の妄想は最悪。変態だったら変態らしくもっと鬼畜に書きやがれ。設定は小学生にしろって、エロ検索でやってきたオナニー御一行さまに怒られそうですが。


「肉 便器」これでうちのHPは検索されたんです。さて一体うちのHPは、「肉 便器」で何番目に検出されるのでしょうか。

さっそく「肉 便器」で検索スタート。おっと勿論「肉」と「便器」の間にスペースを入れるのは忘れちゃいけない。そこが一番のツボですからね。

検索結果。


約12600件


ブラボーです。俺の期待を全く裏切ってない。俺はこの12600件の中に方を並べて存在してる。2chとかの肉便器ファンのスレットとかも検索されて夢とロマンいっぱい溢れた12600件。

さっそく何番目か調べよう。「次へ」とか押して探す。そんなもん最初の10件に表示されたら俺でもビビる。

何回「次へ」を押しただろうか。俺の果て無き挑戦は続く。次々と出てくるムラムラするような検索内容。何度沸き起こる性欲を抑えただろうか。何度とオナニーをガマンしただろうか。ここでめげては鰹節の心のヒロさんの名がすたる。

何度も何度も「次へ」を押しまくる。そしてついに・・・・


探すこと463番目(2003年2月13日現在)

信じられない。「肉 便器」を検索して463番目までひたすらページを開き続けたというのか?なんという熱い魂だ。彼こそが真のステキオナニストと言えよう。もう断言するね、彼は本物の男だと。

自分のオナニーのプライドが許さなかったのだろうか。そこらのおかずじゃ俺の夜を終わらせねぇぜとでも言いたいのだろうか。

463件。きっと彼はコレの何倍も検索してページを開きまくったに違いない。自分のオナニーメーターがブリブリと反応する素晴らしいエロという名の芸術を求めてひたすら努力を積み重ねたに違いない。

「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」なんて言葉は俺にかけなくてもいい、是非とも彼に与えられる言葉だと思う。努力に努力を積み重ねた彼の高きオナニーのプライドこそが、真の価値のあるお自慰といえよう。彼を超えるステキオナニストはそそうにいないはず。


何か忘れていた物を思い出した。絶対有名になるまで辞めないと心に誓ったHP開設当初の熱い魂が。深い信念が。

俺は彼のような人間にならないといけないのかもしれない。いやむしろ、なると断言しよう。検索内容がたとえフェチでマニアックであっても、誇りを持ち意地プライド守り続けた強い熱意を。信念を。

俺は負けない。どんだけ他とは少し違った長文日記なHPでも、あまりにも情けないHPのタイトルでも、誇りとプライドを持ったあのステキオナニストのように、自分の希望を見出すまで絶対にあきらめないと。

たかが「肉 便器」の検索。

しかし俺はそこに無くしかけていた自分の何かを思い出させてれた。


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