青春の時代に告ぐ

2003/02/09

昨日深夜2時からやってる某アニメ見てたせいでほとんど寝てないんですよ。

一見見た目はめっちゃオタッキーでマニアックなんですよそのアニメは。でもそのアニメはもう涙が出て止まらないんですよ。オタッキーな画像の癖して中身の内容はもう俺の人生で今まで見た中でも一番ともいえる最高のストーリー。だから土曜日の夜だけは絶対に2時までに日記を終わらせて見ようと常日頃から心がけてるんです。

思えばアニメとかマンガとかにトキメキを憶えたのは「赤ちゃんと僕」以来だ。こういうアニメは、マンガを読むのが一番。そういった意味で「赤ちゃんと僕」は俺の人生自体を、180度とは言わないがかすかに3度くらいは変えたのは事実。アニメは面白くないのにマンガが面白い、純粋にそう思ったねあのマンガは。

ちなみに「赤ちゃんと僕」というマンガは、主人公は超モテモテでウハウハだ。自分がモテないのを理由にモテ男が大ッ嫌いな俺はモテ男が出てくるマンガを普通に好むはずが無い。でも純粋にね、俺の心をくしゃくしゃにして遊んでくれたんですよ。一時俺はあのマンガにぞっこんだった。あのマンガに俺は何度泣いただろうか。

そして現在、俺は深夜やってるそのアニメに夢中だ。小学生が朝「おはスタ」を見たり、「ポケモン」を見るために中学生がワザワザ習い事を休むように、純粋な気持ちで深夜の2時に起きるんですよ。しかも家の住人に迷惑がかからないようにヘッドホンなんかつけて。

若き日のエロを見るかのように、夜中にヘッドホンなんかつけてテレビに向かってるわけなんですよ。見てられない。っというよりもはや見せられないね、こんな姿は。いくら俺が斬新な人生生きてても、家の住人に寝巻きでこんなことしてる俺の姿見たらストレスハゲの一つくらいつくりそうだ。

ここで左手にティッシュペーパーなんか持ってたら完璧なんだが、俺はそういった男の白い涙を見るために夜中までおきてるんじゃない。純粋にピュアアニメを見るつもりでいるのだから白い涙なんか俺はドピュっと流さない。

30分テレビに釘付け。最後のエンディングまで全部見てやりました。

なんかこう、胸が切なくなるね。デリカシーのかたまりなヒロさんは、こういう系のアニメには身も滅びる位に悲しみに浸るんですよ。でもって最後に、「ああ・・来週も眠れねえなあ」なんて思うんですよ。


そんなこんなでいい感じに眠れない夜を過ごして次の日・・・

バイトは今日も遅刻せずに着ました。今日も遅刻してませんよ。今日も。

ちなみにこの日バイトは早朝でした。3時間だろうか4時間だろうか。よく憶えてないが、とにかく寝不足な俺は頭が回らない。普段ならIQとか4ケタいきそうなくらいバリバリにキレる頭をフルに回転させてシロウトでありながらオメーら仕事遅いんだよっとか言いまくって先輩の尻を叩いて叩いてバイト先を取り仕切ってしまう俺なんですが、今日はもうアレだね。頭に血が回らないからただの変態。

普段の常連のお客さんに、「おお?今日はオネムかいヒロ君」とか逆に尻叩かれる始末。

ずっとループしてるんですよ。そのアニメの名シーンが。ぐるぐると頭の中を同じあのステキなシーンがなんどもなんども俺の頭でパラダイスしてるんです。

ちなみにそのアニメは「ロボットにされた女の子とそれの彼氏の禁断な愛」というなんとも胸切なくなる物語設定なんですが、その作者のすばらしい妄想力のおかげで俺はバイト中に思わず微笑み出すという恐ろしい奇病にかかってしまった。今日はもうアレだ。やっぱり俺はただの変態と。

毎回こんな変態っぽいことをしてるのか?っと言えばそうではない。そんなもん、毎週日曜日になるたんびに突然微笑むような気持ち悪い隠された俺の変態がバレるような行為に及んでたら、バイトに居座っていられないだろう。変態容疑でとっくの昔に俺はこのバイトを卒業させられてる。

なんでこうなったか?それは昨日の回が今までの中でも一番刺激の多い回だったんですよ。

もうね、地上波でありながらあんなもん放送するなんて、一体テレビ局の人たちは何考えてるんだろうか。一つ間違えたら俺と同じ変態ですよ。

その昨日の放送の内容ってのが、そのヒロインのロボットにされた可愛いのか可愛くないのか、まぁとりあえず北海道弁だから可愛い萌えまくりのその女の子が、彼氏と逢引なんかしてしまうなんとも斬新かつスリルにかかったシーンなんですわ。

ロボットと普通の男が逢引。むしろ交尾というのであろうか。ロボットとのセクシャルなシーンなんてそんなもん世の中のエロ本では普通すぎてどこが面白いんだかわからないんだが、そのアニメのやりかたは違った。

いやー上手い。見てる人が俺みたいな変態さんしかいないの利用していい方法あみだしたもんだよ。

男脱ぐ。女脱がされる。まぁここまではごくごく普通の成り行き。そんなもんじゃ俺はなんとも思いませんよ。

そんなもんロボット女のセックスがなんだ。ありきたりすぎるんだよそんなシチュエーション。

もちろんそこは外です。さっきまで雪とか降ってたからおそらく0度以下の寒さ。そんななか裸になってるんですよ。愛があれば寒さなんか関係ないんでしょうね。こういった野外セックスのシチュエーションの微妙な矛盾は突っ込んだらキリがないんですよ。

そんなもんロボットの女の子、男にヤラれそうな興奮とジェラシーでミサイルとかテポドンとかボンボン発射。怖いねー。ロボットとHするのはヤクザの娘とHするより根性がいるんですよ。保険に入っとくべきでしょうね。

でもって泣きながら抱き合うんですよ。純真な涙フェチな俺にとってこの泣き顔はたまらなかったねー。全く粋なことをしてくれますよ。そうか、オマエはそんなに俺にオナニーして欲しいのか。

そもそもセックスするたんびに町が滅びるなら、普通のカップルにさせたらもう地球破滅だろって思うよマジで。まぁ俺のような関西にその名を轟かせるような紳士を彼氏にしたら、家一つすらも崩れないですがね。このアニメ見てて俺が彼氏だったらなーとか思っちゃうんですよ。

散々ミサイルを発射して落ち着いた彼女、そしていよいよセクシャルシーン。

・・・・・・。

そう、ここで終わったのだ。肝心の中身が無いんですよ。セックスなシーンが無いんですよ。ここで終わりですよ、

信じられないね。深夜番組の特性を生かしてちょっとくらい中身出してもいいだろうって思う。ここから先は貴方たちの妄想に任せます。いやむしろ、貴方たちの妄想を信じますとでも言いたいのでしょうかね、この作者は。

こういった深夜番組のアニメを見るような輩はやっぱり、性癖も一癖も二癖も違うような本物の変態がそろってるに違いない。きっと作者はそういった部分を考慮したのかもしれない。

例えば純粋にロウソクプレイが大好きな人がこのアニメを見て、「なんだオメェ!ロウソクプレイしないのか!せっかく今まで楽しく見れたのにもう楽しい気分になれねぇや。オラ寝るぞ」なんて言って気を悪くしてアニメを見なくなったら、その番組を作るために一生懸命なスタッフのその想いもそこで虚しく終わってしまう。全ては終わってしまう。

だからといってその希少性の高いロウソクプレイファンの為に、しゅ○じ君とち○ちゃんの名シーンともいえるセックスがロウソクプレイという実にマニア性の高いエロチズムな世界だったら、今まで熱く応援し続けたファンのその熱は一瞬にして冷めてしまうことだろう。

この時間にアニメを見るやつは、完全に癖が違う。十人十色の世界。

だからこそ、この時間なのに放送をしなかったのではなく、この時間だからこそ放送しなかったと言うことだろう。ただでさえマニア風の多いアニメなのに、さらにファンを限定させては大変な事態だ。

そういうのもあってね、俺はこういったどうでもいい心遣いのせいで日夜悩まされている。

妄想力がボボンと発達した俺の脳味噌にこんな意地悪なシーンを見せると、プロの将棋師が何万通りも手を思いつくかのように、何万通りのシチュエーションが頭を回るんですよ。バイト中とか関係無しに、あのセクシャルなシーンが何度もグルグルと。

ナイーブな俺はあまりの恥ずかしさに思わず微笑んでしまう。アレだろ。俺はなんて変態なんだろうか。


ウナギ丼なんかを食らいながら日記書いてる今、まだまだ出てくる何万通りのセックスのコラボレーション。まだまだこのアニメの毒は抜けそうにないな。


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