ロりっ子
2002/12/23
販売機でジュースを買いに行こうと近くの販売機に行った時だった。
コンビニやスーパーではあの魔法の麦茶は20歳未満ということもあってそんなに売ってくれるものじゃない。
だから仕方なくその販売機に行った。
遠いけど行った。
そんなに見ない地域もあってか知ってる顔もそんなに無い。
販売機に到着。
販売機で魔法の麦茶を買おうとしたんだが・・・そこは異様な雰囲気だった。
ロリっぽい服装の女とオタク丸出しのオッサンが販売機でジュースの品定めをしている。
見てはいけないものを見たようなそんな気分にかられた。
小さい時に街角に立っている裸の女体の銅像を指差したら母親が「こら!恥ずかしいからやめなさい!」っと注意を受ける子供のように、
販売機のすぐ目の前でロりっ子バカップルがジュースを品定めしててそこに入って俺も魔法の麦茶の品定めをしたいが「こら!恥ずかしいから死になさい!」っといった雰囲気だ。
「あたしぃ〜これがいいぃ〜♪キャハ」ってロリっぽい服装の女がロリっぽい声で男に求める。
アニメみたいな声で男に求める。
それに対してオタクのおっさん「じゃあミキちゃんにプレゼント(ハァト」って答える。
限界。
マジ限界。
死ねって言いたい。
俺はたしかにロリコンだ。否定しない。しかしロリコンの度合いを言えばいわば高校一年または制服を着ている年齢ってだけでどちからといえば
年下愛好家という表現のほうが正しい。っていうよりそれより下はどうもって感じだ。
甘えるより甘えられるほうがたまらなく好きだ。
ちょっとサドっけ入る時のあるくらいだ。
しかしこのロリッコバカップルの鳥肌立つ素晴らしい会話は大ッ嫌いだ。
まず見た目だけで10回は死んでで欲しいと思ってしまう。
このチンカスめが。
はい。ミキちゃんプレゼント♪チュ
はいちょっと待った!最後の語尾がちょっとおかしかったぞ。
あんたいい大人してなにやってんの?
不景気でちょっと癒されたいからってなにやってんの?
そりゃ今年のクリスマス俺は一人身だ。
恥ずかしいくらいに一人身でクリスマス、もう開き直ってPCのモニターを前にリアルタイム更新で気を紛らわすつもりだ。
全然いいんだよ。もう本当に。
こんな風に俺が彼女いないからってこのカップルを嫉妬してるんじゃない。
クリスマスもこんな風に語尾にチュってつけるのが凄い嫉妬になるとかそんなんじゃない。マジでな。
ようはウザい。
高校時代はときメモ系のゲームする為に学校には行っていませんでした。って雰囲気のオッサンと、
自分はまだまだかわいいと思ってる23過ぎのクソ女がいい年して販売機前で語尾にチュをつけて楽しんでいるその姿がもう
半端じゃないくらいウザい。
俺はオタクを否定するわけじゃない。だからって20過ぎた女を否定するわけじゃない。
俺の目の前でこんな訳のわからないアニメ系の会話がウザい。
ここまできたら全てがウザい。
まずたかが120円のジュースをプレゼントとして奉るその心がウザイ。
今時ジュースなんて中学生のごく標準カップルでもオゴってる。
でもって次にプレゼントとして奉ったアミノサプリがウザイ。
アミノサプリがウザイんじゃなくて俺がアミノサプリを好きだからウザイ。
同じ物飲んでるからって共感するとかそんなんじゃないがとりあえず否定したくなった。
そんなんだったら許せる。本当に許せる。
しかしそいつらの真のウザ所は、
販売機をどこうとしない。
後ろの販売機の光は僕たちのためだけにあるスポットライトなんだよ、っとも言わんばかりに見せ付けるように2人で飲む姿とプレゼントのアミノサプリ。
相変わらずなロリッ子の語尾に「〜キャハ及びニャ」などのロリッ子のロリッ子によるロリッ子の為のロリコン専門用語を発するそのこだわり。
それにちょっとドがきつい眼鏡とギラギラした目玉を光らせるオタクのオッサン。
もうダメだ、明日の晩ごはんまで食欲が失せそうだ。
おや?今チラってこっちに目を合わせた。この間わずか2秒弱しかしその短い時間でも訴えたいことがヒシヒシと伝わってきたよロリ女。
邪魔。あたしたちの邪魔しないで。
っと言いたいばかりの目で2秒間暗黙のメッセージを俺の目に焼き付ける。ウゼエぇ。こいつら真剣にウゼェ。
今目の前に売っているその魔法の麦茶さえあれば、今頃俺こいつらをタッチ&ゴー(叩いて逃げる)してたかもしれない。
いや、確実にしてた。今週はピンチだ。金が無い。そんな俺が麦茶を買うのだ。そんな簡単には引き下がれない。
いざ出陣。絶対俺は麦茶買ってやる。
同じアミノサプリを2人でのむバカップル。見てるほうが恥ずかしい。小銭片手にバカップルの横10センチ位の場所に並ぶ。
バカップル動かない。ってか気がついてないフリだ。
髪の毛の茶髪がほとんど抜けて無精ひげ生やしまくって髪の毛ちんげみたいになってるオタクのオッサンがこっちに気がついた。
麦茶が販売機から出てくる音で我に返るように気がついた。無論謝りもせず黙って少し離れた。
10センチだけ。
死ね。もうここまできたら救いようが無い。俺に迷惑と察して離れたというより、
2人密着度がよりグレードアップしたってところだ。
そのロリ女の明らかに辻チャンを意識した髪の毛を怒涛の勢いでちぎってやりたくなった。
クリスマスに彼女いないからって悔しいわけじゃないぞ。
さっきから言ってるがそんな理由じゃない。
純粋な俺の心が完全にこのバカップルを拒否してる。
ロリ女を拒否してる。
麦茶を一つ買いもう一つ買おうとスイッチを押しかけたそのとき、やつらは本格的に接吻活動を開始した。
うんこカップルに昇級です。
さっきの10センチ移動がどうやらやつらの戦意に火をつけたらしい。
釣りが出てくるときの気まずさ。
どうもクリスマスはバカップルを大量に生むらしいが、
こんな奇怪なうんこカップルは要らない。
俺は全然悪く無いのになんでこんなに一人気まずい思いしないといけねぇんだ。
普通カップルを見たら「ああ・・・クリスマス恋愛したい」って思うのが並みだが、
このカップル見れば見るほど「俺クリスマス一人身かぁ」っといった感じで全く「恋愛したい」っていう憧れの気持ちがわかない。
つり銭を全部取ると、帰るときは一度も振り向かなかった。
こんな物を見た日には麦茶がまずくなる。
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