偏った真心

2002/11/10


夜中遅くまで先輩に付き合わされて、

電車もなかったので俺は一人で帰るはめになっていた。


今日の鰹節の悟りの内容をどうしようか、

そんなことを一人考えながら帰ってたのだが、

なんだこの寒さは、日記書く前に凍死するぞ。

そっちの異変に気がついた。


なんとなくローソンに入って、

カップの豚汁を購入。


１７年も生きてるのにポットの使い方を知らない俺は少々苦戦したが、

なんとか豚汁完成。


一口飲んだ。


ゴク・・・・







キュン








何だこの魔法の飲み物は！！

久しぶりに真心ってやつを確認したよ。

思えば寒さに耐えて生きたこの１７年間。

真心（豚汁）の購入をしたのはここが初めてではない。


だが、

寒さに耐えるこの寒い冬というシチュエーションで豚汁を飲んだのは初めてだ。


この温かい飲み物。

男子校という隔離されて飢えを忘れかけていた男子高校生に与えた邀撃、

他校との練習試合で見た野球部の女子マネージャーという存在に等しい。


心まで温める飲み物だ。





もう一口のんでみよう。


ゴク・・・







二口目はトキメキだ。






乾いたこの俺の心に切なげにカバー。

真のご馳走とはこのことを言うんだなぁ。


通りすがりの可愛い女子高生に目を這わせると、

横で友人がいきなり「あんなに可愛い（きゃわいい）子でも屁をこくんだぜ」っと

俺の無垢な心の夢をぐしゃぐしゃにした、あのトキメキに等しい。


口に入ってきた大根が母の作る味にここまで見事に再現されている。


ニンジンも！鳥も！ごぼうも！


じゃがいもは例外だが。




さて３口目を飲もう。



ごく・・・・
































ヲェッッｔゥ・・・・（吐





















まずい！

さっきまでたしかにうまかったのに！！

なんで最後の方になるとカスがいっぱい沈殿してるんだ！


そこらのインスタント食品となんらかわんねぇじゃねぇか！！


コンビニのインスタントに期待しすぎたようだ。


そこら辺のインスタント食品に真心を求めた俺が悪かった。


湯を注いで３分の真心なんてしょせん３分の幻で終わるんだと。



嗚呼！女性の手作り料理が恋しい。。。。

ランキング投票お願いします。 俺に愛を！！ ↓ワンクリックで俺にトキメキを下さい！！

home